デルタと言えばトラブル、トラブルと言えばデルタ?ってくらい、トラブルが起きると言われているデルタ。
それゆえに、良識人なら絶対手を出さない車の一つでもあります・・・
では、実際にどんなトラブルが起きるのか。ノンフィクションでお送り致します(笑)

■ヘッドライトが消せないよ〜

ある夜、ライトを点けて走っておりました。
赤信号で先頭に止まった時、ヘッドライトを消そうと思ったら、いつもと感触が違う・・・???
いつもなら、カチッと言って止まるスイッチが、どこまでも感触も無く回るのです!?!
あれ?消えない???唖然としてる間に信号は青になり、仕方なくそのまま走り出し目的地へ。
とりあえず、エンジンを切ると、すべて消えるのを確認し、ホッと一息。(ホッとするなぁぁぁぁ)
状況を把握すべく、ぐるぐる回していたら、「スポッ」とスイッチが抜けてしまいました。
こうなると、いくら突っ込んだところで、どうにもなりません・・・
敢え無くアッセンブリー交換。部品代、工賃合わせて約5万円掛かりました。(ち〜〜ん)

■定番

デルタのトラブルとしては定番らしいですが、とても恐ろしいトラブルの洗礼を受けました。

ある日ガソリンスタンドで、ガソリン満タンをお願いしました。しばらくして運転席で待っていた私に、
客のおっちゃんが「なんか漏れてるよ。ガソリンじゃない?」と言われ、慌てて降りてみると、
満タンにしたタンクから、結構な勢いてガソリンが駄々漏れになってます!
唖然としている私、哀れみの目で見ているGSのおねーちゃん・・・
とりあえず、漏れが止まってから、リフトに上げてもらって見ても良く判らず。
お世話になっている店に電話を掛けると

「あ〜。タンク上のナットだと思いますよ〜。プラスチックなんでどうしても耐久性が無くて壊れるんですよね。
 漏れが止まってるなら、ガソリン半分くらい抜いて様子見てもらえますか?
 今日は工場いっぱいなんで来週でお願いします」

う〜ん。症状からすると確かにお店の人が言ってる通りなんだけど、何せガソリン漏れだから、おちおち運転もできません。
大体、なんでそんな大事なところの部品の耐久性が低いんだ?つくづく、デルタ(イタ車)は不思議な車です。
それにしても一旦帰ってまた来週店まで走るのは嫌だなぁと思い(うちから店までは2時間の道のりです・・・)
もう一軒のお店に電話すると「大丈夫ですよ〜。何とかします!」おーーーーー。これぞ天の声!!!
「今から行きます!お願いします!!」と藁をもすがる気持ちで、高速は怖いんで、下道で4時間掛けてお店に到着。
リフトに上げて見てもらうと、案の定、プラスチックのナットが割れてました・・・(左写真の白い部分)
で、交換するのは良いんですが、また同じの付けたらまた壊れる・・・
なので、奮発して真ちゅう製の代替品を付けて貰いました。部品だけで2万円もしました・・・工賃込みでトータル46000円・・・
まぁ、真鍮なら壊れないだろうから安心だけど、この出費痛すぎる・・・ ついでに、デルタの燃料系の鬼門は他にあと2つあるそうです(TOT)

■室内のガソリン臭

これはトラブルではないのですが、普通の人は絶対故障だと思うだろう現象です。
7月のある日、車に乗り込むと「ん?なんかガソリン臭いな・・・」と思いつつ、そのまま走り出しました。
ガソリン臭は収まることなく、しまいには目がショボつく程ひどくなってしまいました。
ガソリンタンクは直したばかりだし、リアシート下にあるポンプを見ても、特に漏れてる形跡も無く、原因判らず。。。
お店に聞いたところ、夏のような気温の高い日には、良くあることだそうで・・・

原因は、ガソリンタンクの圧力が上がったときに、圧力を大気に放出するところがあるそうなのですが、
それが車内にも入ってきてしまうため、ガソリン臭くなるのだそうです。
これはデルタに限ったことではなく、少し前のアルファでもプジョーでもなるそうです(^^;
対策としては、たまにキャップを空けてガス抜きしてやるとか、
ガソリンを満タンまで入れず、いつも少なめにしておくとかで、大抵は解決するそうです。
なんとも人騒がせな車ですな。

Back to Car' TOP