1995' Renault Lutecia 16V



殆ど衝動買いしてしまった、ルーテシアです。
これの購入時のコンセプトは「ガンガン使えるハッチバック」です。
それならやっぱりヨーロピアンホットハッチだろうと、 プジョー205、デルタ、サクソの新車、NEW MINI あたりを物色していたのですが、 どれもピンと来なかったのです。
プジョー205はさすがに年を感じるし、デルタは大変そうだし、サクソは普通すぎる。MINI は大きすぎる。。。
特にデルタは結構迷ったんですが、見に行って「ガンガン使える」というコンセプトには適さないかな。。。と思って止めました。
どれもいい車なんですが、どれも買いたくはならなかったのです。
そのとき現れたのがこのルーテシア。最初は興味で見に行っただけだったのですが、 運転席に座った瞬間「これだ!!!!」とキてしまったのでした。

その理由がこれ。このフカフカシートに他なりません。
少しバケットっぽくなっていて、ホールド感も私の体型にぴったり。
16v は、もともと足は結構硬めなのですが、このシートのおかげで、
このクラスの車としては、乗り心地抜群です。

その他にも何故か惹かれるオーバーフェンダー。
ターボでもないのに付いてる、エアインテーク。
整備性悪いのに、前ヒンジのボンネット。
そこそこ軽い車重。
忘れてはならない、Williams の存在。
これこそ求めていたものだーーーーー!!!!
という訳で今に至っています。



インテリアは質素なものですが、実に使いやすく作られています。さすがフランス車!
ハンドルは若干遠めだったので、ディープコーン型に変えましたが、これでドラポジもぴったりです。
運転席のシートは高さ調整ができるので、大抵の人は合うポジションを見つけられると思います。
リアシートもこれまたフカフカで、乗り心地抜群!今のこのクラスの車でこんなシートないですよね!
さすがヨーロッパでカーオブザイヤー取っただけのことはあります。

これが心臓部。1.8L、138HP のエンジンです。
もうこれでもかってくらいギチギチに詰め込んであります。
さすがに元は1.4L用ののエンジンベイですからね。無理もありません。
おかげで水温には要注意です。夏はファン回りっぱなしです。
でもクーラーは走っていれさえすればちゃんと効きます。これは嬉しい誤算。

タコ足っぽく見えるのは、タコ足っぽく作られた鋳物です。
またこのエンジン結構元気良く回ります。
低回転では少し重そうにまわるし、ピックアップはあまり良く無いし、トルクも意外と細いですが、
中速回転以上になると、性格が変わりストレス無く思うように回ってくれ、レスポンスも良くなり
まるで、もっと回してくれ!って車に言われてるみたいで、思わず踏んでしまうエンジンです。

唯一玉に瑕なのが、ファンの音がでかい事。エンジン回ってんのか?ってくらいデカイです。
深夜の帰宅には気を使います。。。

あと、忘れてはならないのがシフトフィール。
しっかりした剛性感があり、そこそこショートストロークなので、スポーツ走行でも楽しく扱えます。
燃費は意外と良く、私が乗る分には町乗りで10kmくらい。巡航していれば12〜3kmくらいは出ます。

という訳で当初の「ガンガン使える」というコンセプト通り、買い物からサーキットまで、 ガンガン使える、便利で楽しい車なのです。

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