1991' Lancia Delta Integrale 16V
ついに禁断のデルタに手を出してしまいました。やっぱ、格好いいです!
サイズ(長さ×幅×高さ):390cm×169cm×136cm、車重:1320kg(F:850kg、R:470kg) (車検証より)
これが心臓部。2L、201HP のターボエンジンです。
塗装が剥がれているので、少々みすぼらしく見えますが、中身は大丈夫です(^^;
200HP の車なんて初めてだし、さらにターボなので、そのフルスロットルは恐怖すら覚えます。
あのターボラグには少々違和感を感じますが、過給が始まってからの加速感は病み付きになりそうです。
シフトは少々遊びがあり、最初はコツが要りますが、慣れてしまえば、入れやすい部類に入ると思います。
ハンドリングは、思っていたよりずっと軽快。
ハンドルは結構重いのですが、走り出してしまえば、その重さが絶妙で、軽すぎず、重すぎず丁度良い感じになります。
ただ、更に速度を上げると、逆に軽くなり過ぎて、フロントの接地感が乏しくなる感じがします。
足には評判の良いアラゴスタを入れました。
入れたのはスポーツスペックで、標準設定の場合、F:12kg, R:8.8kg と町乗りには硬そう。
車にも良く無いので、私は無料調整範囲いっぱい下げて F:9kg, R:6kg をチョイス。
ところが、これでも硬かった。。。町乗りでは殆どストローク感が無いです。
これには少々裏が!標準のリアは 8.8kg なのですが、プログレッシプスプリングなので初期応答は 4.4kg なんです。
私のリアはストレートなので、わざわざ硬くしたってこと・・・無知って怖いです。
でもワインディングなどでは、これくらいで丁度良く、気持ちよく走れます。サーキットでも十分走れると思います。
ここはいろんなバランスを考えて、改善していきたいと思います。(レポートへ)
運転席は、メーターや警告ランプがいっぱい並んでいて、それだけで気分が盛り上がります!
タコ、スピード、燃料、過給圧、電圧、水温、油温、油圧、がずら〜り!
これらは結構忠実に動いていて、電圧計なんかウインカーに連動して動くので、笑ってしまいます。
まぁイタリアンなので、正確さは判りませんが。。。
助手席側は一面小物置になっていて凄く便利!これは運転席側にもあって小銭置き場に重宝します。
グローブボックスは奥行きが無く狭いのであまり入りません。
エアコン類のスイッチは、かなりチープです。当時500万近い値段だった車とは思えません。。。
エアコンは意外と効きます。今度は壊れなきゃいいけど(-_-;
ペダル配置はオーソドックスだと思いますが、アクセルがセンタートンネルに近すぎて、
ヒール&トゥのときにかかとがぶつかり、やりづらいです。
アクセルペダルの上方にあるスイッチはなんとラジオアンテナの上下用です。
何でこんなとこに付いてるんだろう???
時計もこんなところに付いてます。これがまたとっても見づらい。
まぁ時間なんか気にせず運転に集中せぇ!ってことか?
シートは革張りです。サポート性は無いですが、
見た目よりもずっと座り心地はイイです。
なんてったってレカロですからね。
しかもフロントシートにはこんな調整機能が!
イタリア人は足長〜いならなぁ・・・
トランクは、テンパータイヤが載ってるせいで狭いですが、下ろせば結構荷物も載ります。
リアシートを倒せば、かなりの広さになります。
これぞ、ハッチバックのいい所ですね!
ハンドリングは、とても素直な感じです。通常走行ではハンドルを切った分だけ向きを変えてくれますし、
コンパクトな車体とあいまって、車両感覚がつかみやすく、意外と運手はしやすいです。
ただ、限界域ではアンダーが出やすく、FF ベースであることを認識させられます。
エンジンもトルクがあるので扱いやすく、アクセルの動きにとても従順です。
ターボラグは大きいですが、それを考慮して踏んでやれば、少しビックリするくらいの加速をします。
FF ホットハッチまでの軽快さは無いですが、車との一体感が高く、運転しててとても楽しい車です!
さて、ついに禁断のイタ車に手を出してしまいましたが、
これから待っているのは、「天国」か「地獄」か・・・
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