行って来ました!北海道!!
ミジェットを手に入れてまだ一年ちょっと。もう行ってしまいました。
そこは、オープンカーの楽園。学生時代にちゃりんこで走った時とは、全く違う
北海道を堪能してきました!
さて、実際はどんな旅だったのか。果たしてミジェットは耐えられたのか(笑)・・・
ミジェットで行く、爆走北海道2001 をお送り致します。

まずは最初に、今回の全コースを紹介しましょう。
北海道へは新潟から小樽までフェリーで上陸しました。フェリー代金は車+ドライバーで
17000円程度です。新潟から小樽までは18時間の船旅です。船内は暇なので、雑誌や本を持っていくと良いでしょう。またレストランも高いので、カップラーメンを買いこんで行くと安く済みます。
今回の北海道ドライブの一番の目的地は”根室 ”です。根室は大学時代、チャリンコで一度だけ来た場所です。他にもいろんなところを廻りましたが、その中でも何故根室かと言うと、「根室の真っ赤な夕焼けをもう一度見たかった・・・」からです。本当に真っ赤なんですよ。その時の印象が頭に焼き付いていて、どうしても行きたかった場所なのです。
友人は友人で、「根室の雄大な草原の中をオープンで走ってみたかった」と言うことで、目的地も一致して、めでたく根室を目指すことになりました。
ちなみにこのコースは、とりあえず、根室と富良野に行くこと意外決めておらず、行き当たりバッタリな旅でした。
1、2日目(8/8・9):家〜小樽〜支笏湖
北海道ツーリングとは言え、まずは、新潟まで行かないことには何も始まりません。
船は8月8日午前10:30 に出港です。前日仕事をして、急いで帰って準備して、家を出たのが22:30 。すぐさま首都高に乗って、C1を廻りたい気持ちを押さえて外環へ。外環から関越に入り、後はひたすら北上するのみです。さすがに仕事直後で疲れており、途中休憩をかなり入れてゆっくりと北上しました。新潟までは約350km。全高速でそんな長距離は走ったことが無いので不安はありましたが、何事も無く朝7時頃新潟に到着することが出来ました。とりあえずフェリーターミナルで名古屋から来る友人(ロドスタ)を待つことに。1時間ほどして、友人が到着し、乗船手続きを済ませ乗船を待ちます。いざ乗船と言うときに何故か係りの人に止められ、船の後ろへ。。。そうです、車高が低すぎて一般車の甲板には入れないとのこと。結局トラックと同じ甲板に入ることになりました。
乗ってしまったら、翌日の4:10 に小樽に着くまで、ひたすら待つだけの退屈な時間をすごします。

18時間後ようやく小樽に着きました。左の写真が18時間揺られた船です
当然2等客室の為、寝心地は最悪。あまり眠れぬまま到着してしまいました。
右は、今回一緒に行った友人のロドスタです。こう並べるとミジェットの小ささが良く判ります。
とりあえず、ターミナルで朝食を取ってから、屋根を外し、出発します。
本日のコースは、積丹半島一周して、ニセコを通って、支笏湖までです。
小樽市外に向かってしばらくすると、運河沿いの倉庫が見えてきます。ここまで来ると見慣れた風景で、ようやく北海道に来たんだなぁ、と言う実感が沸いてきました。
5号線をただ行くだけもつまらないので、393号線を倶知安方向に進み内陸のワインディングを目指します。ところがこの日の天気は雨模様。途中トンネルを抜けたとたん、冗談のように雨が降っていって、慌てて幌を上げました。生憎の雨の中、余市に向かい、そこで229号線に合流、後は海沿いをひた走ります。途中で天気も回復し例の豊浜トンネルなどを通って、積丹岬、神威岬と進みます。途中、来岸町の道路沿いに有る「さわ」という寿司屋で昼食にしましたが、地元の方の推薦どおり美味しかったです。私はいくら丼を、友人はうに丼を注文。いくらも美味かったですが、うに丼の方は馬糞ウニが山盛り乗っていて、メチャクチャ美味かったそうです。
昼食をすませ積丹半島を南下、岩内まで行ったところで内陸へ。ニセコパノラマラインのワインディングをかっ飛ばして、ニセコ、倶知安を通り、羊蹄山の麓の周遊道路を走ります。途中、羊蹄山の涌き水に寄ります。水も美味いんですが、ココで売られてる豆腐が絶品です。支笏湖まで後少しと言うところで、トラブル発生。峠を越えてPAで休んでいる時、ふとフロア下を覗きこんだら、水溜りらしきものが???恐る恐る手を伸ばし匂いをかんでみると・・・ガ、ガソリン・・・。エンジンをかけて観察すると、ゆっくりとしたタイミングでポタポタ垂れています。がーーーん。。。そう言えば出発前からガソリン臭かったような・・・。後悔の念を胸に、今まで数百キロ走ってきた実績を信じて支笏湖に向かいました。到着時は、時間が遅かったのと、近くに直せそうな所も無いので、とりあえず翌日見てみることにし、キャンプの準備をします。
今回のツーリングは、全泊キャンプ。お金が無いと言うより、二人ともキャンプしかしないような連中なので、元より宿は考えていませんでした。まぁお金が無いのも事実ですが。。。

ハイシーズンだと言うのに、人もそんなに多くなく、静かで良い場所でした。
キャンプはこんな感じです。本当はもう1つ友人のテントがあります。
決して、二人で1つのテントと言うわけではないので、これだけはハッキリさせときましょう(笑)
3日目(8/10):支笏湖〜浦幌

で翌日。とりあえず上げて見ます。エンジンを掛けると、やはりポタポタ・・・
そのまま覗きこみます。どうやら燃ぽんから漏れているよう。燃ぽんがこんなとこに付いてるのを初めて知りました・・・。観察してると、ホースが繋がっている部分からピューっと出ています。素人がイジルと余計ひどいことになりそうなので、" 障らぬ神に祟り無し"ってことで、そのまま出発。とにかく一番近い千歳に向かいます。近いと言っても20kmくらい有ります。
まず、GS でリフトアップしてもらいます。でもやはりどうしようもないとのこと。でもリフトアップしてくれただけで、かなり親切なお店です。今まで何回かGSに飛びこみましたが、どこも触ろうともせず、嫌がられるばかりでしたから・・・。
次にホ○ダのディーラーに入ります。しかしここでも断られます。シーリングだけでもお願いします、と素人考えで頼んだのですが、ガソリンは浸透性が高くシーリングは出来ないとのこと。どうしようかと悩んだ挙句、エ○スの○子さんに電話。(朝っぱらから済みません・・・)そしたら、確か札幌にミニ屋があるとの嬉しいお返事。早速104で探して、電話して見ると、全然問題無く直せますよ〜♪とのこれまた嬉しいお返事。早速50kmの道のりを札幌に向かってひた走りました。(って結局戻ってる・・・)

到着したのがこのお店、" ガレージミニ "です。札幌東区北33条17丁目にあります。
早速覗いてもらうと、原因はポンプ出力側のホースの裂けでした。でも「ルーカスの電磁ポンプなんて、飾りにしか買わないよ〜」なんて言われる始末。国産の電ポンにしたらと言われましたが、ウチのミジェはプラスアースで断念。とりあえずホース換えてもらって一件落着でした。
ガレージミニの方、本当に有難う御座いました!
ホッとしたところで、近くのファミレスで昼食。気分一新、出発しようと思った所で、またもや事件が・・・。なんと友人がバックで駐車場を出ようとしたところ、「ガリッ!」・・・続いて出ようと待機していた私は、友人が降りて頭を抱えているのをバックミラーで確認。見に行ってみると、見事に10円アタックがいっぱい。サイドシルの3種類の塗装がなされている個所で、見事3種類やられてます。この友人、このツーリングの直前にフェンダーをぶつけて板金したばかり。そのショックと言ったら相当なものだったと思います。10分ほど何処にぶつけて良いのか判らない、怒りと悔しさと戦い、ようやく諦めたところで再出発となりました。
ココからは、文字通り"爆走"です。予定より大幅に遅れてしまい、時間はもう昼過ぎ。目指すは釧路・・・
ココからの記憶は殆どありません(笑)。札幌を抜け出し274号を爆走。夕張、日高を通りすぎ士幌へ。この時点ですでに日は沈み、更に強い雨が降っています。そんな中
セブンを見かけました。豪雨の中、対抗車線に突如現れたセブンはレーシングスクリーン
で、当然幌もせず、凄いスピードでかっ飛んで行きました。あんなにストイックな姿を見ると、
感動すら覚えます。こちらも
殆ど視界が無い中、先を急ぎ池田方面へ。ここで温泉につかり一服。後は宿探しです。宿と言っても雨でテントも張りたくないので、車が止められる場所で、車中一泊できる場所を探します。先のことを考えるとできるだけ距離を稼いでおいた方が良いので、釧路方面へ。38号の途中に有る浦幌PAで、この日は終了。
雨の中、夏とは言えないほど寒くて、軒下ですすったインスタントラーメンは、結構悲しいものがありました。またご存知の通りミジェットの室内は寝られる設計になっておらず、更にPAと言うことも有り、車はひっきりなしに来るは、寒いはで、殆ど一睡も出来ませんでした。
第二部
第三部