北海道ツーリングも後半戦。いろいろ有った前半戦とは裏腹に、
天気にも恵まれ、のんびりとした北海道らしいツーリングとなりました。
5日目(8/12):根室〜弟子屈

キャンプ場所は納沙布岬の駐車場。日本最東端でのキャンプです。左の写真がその日の出。寝ていると、辺りが
ザワザワしていたので、テントから出て見ると、まさに日の出の瞬間。慌ててカメラ持って走りました。
前日の夕焼けリベンジとして、日本で最も早い日の出を撮れて、少し気を取り直すことが出来ました。

日が完全に昇って、朝食も済ませ、テントをたたんでいると、駐車場になんとエランが入ってきたではありません
か!すかさず声を掛けます。話しをお聞きすると、愛知の方で、しかも友人のご近所とのこと。世の中狭いです。
しかも船が取れず、仙台まで自走で来たそうです(!)。私も38年も前の車で北海道ツーリングなんて、結構
無謀だと思いましたが、上には上がいました(笑)。でもこんな日本の辺境でお仲間に会えるとは、ホント嬉しかったです。
こうして並べて見ると、エランってミジェットより小さいんですね。
出会ったエランと共に、根室半島を約20km 程ドライブし
そこでお別れした後、私達は知床目指して北上しました。
中標津まで内陸の牧草地帯を走り北海道らしさを満喫した後、再び海岸沿いへ。
天気も快晴で、はっきりと国後を見ることが出来ました。道は知床までずっと海岸沿い。
国後島の起伏の激しさに驚きつつ、海岸沿いの爽快なドライブが続きます。

左が知床横断道路から見た国後島。奥の方に薄っすら見えるのがそうです。
右は、羅臼岳。知床峠のすぐ目の前にあり、その眺めは結構壮観です。
この知床横断道路、結構楽しいです。時期が時期だけに車が多かったので、
すぐ詰まってしまいましたが、空いている時期にくれば面白いコースだと思います。
但し、熊が出るので、くれぐれも夜は行かないように。。。
知床を横断した後、一路屈斜路湖へ。
さすがにハイシーズンなだけあって、屈斜路湖周辺は大混雑でした。
ここではクアハウスでのんびりくつろぐ予定が。。。ココも大混雑・・・。
洗い場に行列ができるほどの混み様で、あまりのんびりとは行きませんでした。
次に向かったのは今日のキャンプ場、900草原牧場。ここは屈斜路湖から30分ほど行った
弟子屈にある大きな牧場です。ところが行ってみるとキャンプ場が見当たりません。
牧場内の周遊道路を回ってみても、人っ子一人いません。そこで駐車場にいたライダーに
聞いてみると、キャンプ場は荒らされてしまった為閉鎖されたとのこと。
こういうことを聞くと悲しくなりますね。
仕方なく、この日は駐車場でキャンプすることにしました。
6日目(8/13):弟子屈〜然別湖

次の日まず目指したのは、オンネトーと呼ばれる湖です。原生林の中にある秘湖として
有名です。ここは水が青く、余計に神秘的な雰囲気を醸し出しています。
ここで友人は雌阿寒岳に登り、私は昼寝(笑)。ここは虫が多く、寝ていても
ひっきりなしに何か飛んできます。
昼寝にも飽きて、車に戻って見ると何やらワイパーにメモが・・・
なんと知り合いからのメモではありませんか!そいつはたまたまココに来て、
見覚えのある車に遭遇。しばらく観察した後、私の車だと確信を持ちメモを残したの
だそうです。その確信の理由は、ぶつけた跡(笑)。なんだか世の中って狭いです・・・
友人が登山から戻ってきてから、ガレージミニのご主人推薦の然別湖へ。

最初は寄るだけの予定だったのですが、あまりに雰囲気が良かったので、この日はここでキャンプ
となりました。水も澄んでいて、小魚が見える所で泳いでいます。
ここはカヌーをする人が多く、カヌーを持ち込んでいる方が、朝から気持ち良さそうに
水面を切っていました。こんなところで1日パドリングってのも楽しいでしょうねぇ。
7日目(8/14):然別湖〜富良野
この日は、ここがあまりに気持ち良く、午前中湖岸でのんびりしてからの出発になりました。
この日はいよいよ富良野に向かいます。はっきり言って移動日なのでご紹介することは
無いんですが・・・2つほど。
途中の狩勝峠。ここはヒルクライム的な道で、ミジェットにはきつかったですが、
結構楽しめます。但し、交通量が結構多いのでご注意を。
狩勝峠を過ぎ、途中道道に入っていくと、山の中に突如として高層ビルが現れます。
それがトマムリゾート。この光景はかなり異様です。冬なら何とも無いんでしょうけどね。
夏はのんびりとした、静かな山里の村でした。
と言うわけで後はひたすら富良野を目指します。なんてったって第2の目的地ですから。
富良野に着いたのは夕方近く。まずは駅に向かいます。ここで洗濯やら買い物やらを済ませ、
この日の宿、白金国設キャンプ場へ。このキャンプ場は富良野から十勝岳に向かい20kmほど
行ったところにあります。
8日目(8/15):大雪山一周
この日は白金キャンプ場連泊です。前夜友人が「早朝ドライブ行こうぜ」と言っていたのですが
なんと3時に起こされることに・・・。しばらく愚図った後、しぶしぶ起きて寝ぼけ眼で
ドライブ開始。目指すは大雪山系一周コース。このコース、優に 400km はあります。
この時は何も考えず出発しましたが、全線下道で 400km って結構ありますよね。。。
まずは国道237号で旭川まで北上。旭川で国道39号に乗り換え層雲峡へ。層雲峡をしばらく行くと
道内道路最高地点の三国峠に至ります。ここの時点で8時頃。ちょうど富良野と反対側です。
ここから糠平に抜ける道は天気がよければ最高に綺麗で良い景色なんですが、残念ながら霧に
包まれていました。でもこの辺りの道は走るだけでも気持ちいです。朝が早かっただけに
車も少なく思う存分かっ飛ばしました。
糠平まで来ると、後は然別湖を再び通り、狩勝峠を攻めて、今度はトマムではなく、
かなやま湖沿いの道を抜けます。かなやま湖は人造湖ですが、湖畔のキャンプ場は、設備も
しっかりしていて綺麗なキャンプ場です。
ここまでくれば後一息で富良野。結局富良野に戻ってきたのが13時頃。朝から約10時間
爆走していたことになります。
富良野から美瑛方面に行く途中の美馬牛で
遅い昼食とります。場所は「ラ・マルタ」という洋食屋さん。かなり有名な
お店らしいです。料理も美味しいので近くに寄った際には是非行ってみて下さい。
昼食の後は、美瑛で絶好の撮影ポジションを求めあっちこっち走りまわりました。
さすがに有名どころは人が多くNG。もう諦めかけたその時に友人が見つけた場所がここです。

観光客の全く居ず、丘のてっぺんで見晴らしは最高!別に何かあるというわけではないのですが、
美瑛を独り占めできるような気分になれる場所でした。
場所は・・・、それは行って見て自分の足で探して見てください。
きっと自分だけの場所が見つかるはずです・・・
夜、十勝岳温泉に行きました。行く途中ちょうど日が沈む時間で、虹色に輝く夕焼けがとても
綺麗でした。なにか最終日に相応しい、素晴らしい締めくくりとなりました。。。
そう実質的にはこの日が最終日。次の日はもう苫小牧に行くだけの移動日です。
なので今回の「ミジェットで行く、爆走北海道2001」はここで終了にします。
こんな個人的な旅の紹介を最後まで読んで頂き有難う御座いました。
北海道は本当に素晴らしい場所です。行ったこと無い人は是非一度、行ったことのある方は
何度でも北の大地に行きましょう!
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