さてここまでは、あまり良いことが無いように見えた北海道ツーリング(笑)
しかし、ココからが本番。北海道満喫ツーリングの始まりです!!

4日目(8/11):浦幌〜根室

雨降りしきる夜を、ミジェットの中で何とか凌いだ朝。天気も回復し、心機一転 スタートしました。
まずは釧路を目指します。浦幌からしばらく走ると、海沿いの道に出ます。 流石に海沿いのオープンツーリングは気持ち良い!これまで天気に恵まれなかっただけに 格別なものがありました。一旦釧路駅に向かい、そこから釧路湿原へ。 釧路湿原を周回する道がまた素晴らしい道でした。


と言っておきながらこの写真(笑)。
実は湿原内の展望台に向かう途中です。
ここは本線から入った狭い道なのですが、ごらんの通り結構なダート・・・。
平然と入りこんで行く一般車を横目に、Uターンを余儀なくされるのでした。


でも、周回道路は素晴らしかったです。湿原を左に見ながら、牧草地の中を走る!
これこそ、北海道ツーリングの醍醐味です。



釧路湿原を後にした私達は、一路根室を目指して東へ向かいます。
道は国道ではなく、道道142号。この道が凄く良いんです。なんてったって殆ど車のいない 高速ワインディングなんです!
しかも距離が半端無く長くて、優に40kmくらい有ります。すぐ終わってしまう箱根なんか とは比べ物になりません。。。
それだけではなくて、雰囲気も良いんですよね。静かな林の中をひた走る。 もう、何処まででも走って行けてしまうようなそんな錯覚に陥ります。 有る意味危険か(笑)。 道道142 を抜け一旦国道44号にでます。しばらく行ってまた道道123号に入ります。 ココもまた楽しいワインディングです。

このワインディングを抜け、霧多布に行く途中で見つけたのがこれ。
本当は「Misty Greenland Road 」の略ですが、良い看板ではありませんか(笑)。
やはり、MG 乗りとしては行かねばなるまいと思い、写真だけ撮って来ました。
場所は、道道123号で霧多布のすぐ近くの、道道808号です。
この辺りに行く際には、是非寄って見てください。

この後、霧多布に寄りましたが、ホントに霧しか見えず、すぐに根室に向かいました。 でも、霧多布のキャンプ場は良さそうでした。友人推薦のキャンプ場です。

霧多布を出発し、再び道道142 を東に向かいます。ここは「北太平洋シーサイドライン」 と呼ばれています。この辺りはワインディングと言う感じではありませんが、日本とは かけ離れた雰囲気を持つ不思議な場所でした。私達が行ったときは霧に包まれ、 余計に幻想的な感じになっていて、凄く良かったです。
この道を延々60kmほど走ると、根室はもうすぐ近くです。


根室に着いたのは、すでに日没近く。日は傾き、空は薄っすらオレンジがかっていました。 根室の夕焼けを求めて、根室半島の先へ急ぎます。が、行けば行くほど霧が濃くなって行きます。 私は、友人と別れ、夕日が見えそうな場所を探します。友人は根室半島の先端「納沙布岬」へ。 私は、さまよい走り、ベストポジションと思われる場所を見つけ、日が沈むのを待ちます。


ところが、霧は瞬く間に辺りを包み、どんどん薄暗くなっていきます。その頃友人から電話が・・・
「こっちはすげーきれーだぞー」・・・。返す言葉もありません。どうやら、半島の先だけは晴れていた らしいのです。そうしている間にも、どんどん霧が濃くなっています。それでギリギリで撮ったのが左の写真。 もう夕焼けなんぞ、影も形もありません・・・。有るのは早く沈みたがっている太陽だけです。

このときはホントにガッカリしました。先端から戻ってきた友人はご満悦の様子。これを目的に来た私は不満顔。 しょんぼりしたまま、今日のキャンプ場所を探すのでした・・・

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